【4ヶ月前は仲良く笑ってたのに】トランプが大統領令でブロードコムによる米クアルコム買収を阻止。ブロードコムのCEO ホックE. タン氏とは？

2018年3月13日 2019年12月6日

大統領令が発令

アメリカ合衆国大統領のドナルド・トランプ氏が2018年3月12日、シンガポールに本社を置く通信用半導体大手ブロードコムによる米クアルコムの買収を禁じる命令を出しました。理由としてはBroadcomがQualcomm買収後に、「米国の国家安全保障を損なう恐れがある行動を取る可能性」があるためとしています。

国内外のメディアでも報じられていますが私はブロードコムに関して聞いたことはありましたが詳しくは知りませんでした。

ブロードコムとは

ブロードコムは、現在は本社をシンガポールに置く無線およびブロードバンド通信向けの半導体製品などを製造販売する企業です。
2016年2月にアバゴ・テクノロジーに買収されるが社名は知名度のあるブロードコムが採用され現在でも使われています。

本社をアメリカに移す直前だった

2017年の11月にはトランプ大統領と一緒にブロードコムの本社をアメリカに戻すと発表したばかりなのに、今回の仕打ちです。

Four months ago President Trump stood with Broadcom CEO Hock Tan at the White House, calling him “a great, great executive” and Broadcom “one of the really great, great companies."https://t.co/wyO3vzrRxW

Apparently not great, great enough to own Qualcommhttps://t.co/XTJJAj4wGh
— Scott Austin (@ScottMAustin) March 13, 2018

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めっちゃなかよさそうやん。

ブロードコムのCEOホックE. タン氏を調べてみた

ホック・タン氏は1953年にマレーシアのペナンで生まれました。現在の国籍はアメリカ人です。
18歳のときに米国に移住し、マサチューセッツ工科大学を卒業、その後ハーバードビジネススクールのMBAを取得したようです。

彼はリサ・ヤンさんと結婚しています。3人の子供がいるようです。3人の子供のうちの2人は自閉症と診断されているようです。そのため自閉症研究に資金を提供しています。
K. Lisa Yang and Hock E. Tan Employment and Disability Instituteを設立するために米国コーネル大学に1000万ドル、そしてマサチューセッツ工科大学に2000万ドルを寄付しています。

ブルームバーグによると2016年にはブロードコムのCEOと社長として$24, 692,047の報酬を受け取っています。一方でブロードコムは2017年度に223億ドルの収入を上げています。

2006年3月から最高経営責任者（CEO）兼社長を務めており、執行取締役でもあります。

25年以上半導体業界で働き、コストカッターとしても知られています。

source

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かなりの資産家だけど、寄付金も半端ないね。

Khan

名前や写真から推察するにもともとは中国系のマレーシア人のようですがそのあたり今回の大統領令に関係しているのか？

米政府は中国を脅威と感じている

複数の関係者によると、米政府は、ブロードコムが過去に買収した企業を解体して事業を売却してきた歴史があることを警戒している。ブロードコムがクアルコムの事業を売却しようものなら、米国は5Gの先駆者を失うことになりかねない。

実際に中国企業は5G規格の国際標準化団体に最も積極的に提案を出している。2017年初めにインターデジタル社がまとめたところによると、5Gに関する提案のうち中国企業によるものは全体の34％と、他のどの地域よりも多かった。
1位はファーウェイの234件。米国企業のうち最多のクアルコムは168件、インテルは103件だった。

ブロードコムの米クアルコム買収が大統領令で頓挫したことと最近の米国における米キャリアでの販売中止などの中国企業のニュースは米国が中国と将来の無線通信技術5Gの覇権を競い合っていることが原因なのでしょう。

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これは米国かなり脅威に感じるよな。