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概要
スマホはP40シリーズを3機種、タブレットを3機種、ワイヤレスイヤホン、ノートパソコンなどを発表しました。
ご存じのようにHuaweiは合衆国政府からエンティティリストに載せられており新しい製品ではグーグルのサービス(Google Playストア、Gmail、YouTube、Googleマップ、Chromeなど。以下、GMSと表記)を使うことができません。そんな中でどんな発表になるのか注目されていました。
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参考Huaweiのスマホの部品は脱アメリカ化が進むが、トランプは更に制裁的な輸出規則に修正。
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発表されたP40シリーズは以下の3機種
5Gスマホのフラッグシップ HUAWEI P40 Pro 5G
ディスプレイは6.58インチのOLED(有機EL)を採用し、アンダーディスプレイタイプの指紋センサーの解除スピードはP30 Proと比べて30%向上しているとのことです。
HUAWEI P40 Pro 5Gはやはりカメラの性能が抜きん出ているようです。
ドイツのライカと共同開発した背面カメラは、約5000万画素ウルトラビジョン広角カメラ(広角、F1.9、OIS)、約4000万画素超広角シネマカメラ(超広角、F1.8)、約1200万画素スーパーセンシング望遠カメラ(F3.4、OIS)、3D被写界深度カメラ(3Dデプスセンシング)といったクアッドカメラ構成です。
メインのカメラセンサーは大型の1/1.28インチで暗所に強くiPhone 11 Pro Maxと比べて200%の光を取り込めるとしています。
セルフィーカメラは約3200万画素カメラと深度カメラのデュアル構成となっています。
ちなみにDxOMARKのスコアは128ポイント、セルフィーでも103ポイントと現時点ではどちらも最高点をマークしています。
動画はスーパーセンシングシネマカメラでの撮影や望遠ビデオ、4K 60fpsでの撮影に対応しています。
バッテリーは約4200 mAhで最大40Wの超急速充電と最大27Wのワイヤレス給電、ワイヤレス充電をサポートしています。
製品にはUSB - C ハイレゾイヤホンが同梱されます。
カラーはシルバーフロスト、ブラックの2色が用意されています。
市場推定価格は税別で108,800円、発売日は6月12日、現時点では予約を受け付けています。
コスパ高い5Gスマホ HUAWEI P40 lite 5G
ネットワークは5Gのみ、またはデュアルSIM 5G + 4G といったDSDVに対応しています。
チップセットは高度な8コアCPU、6コアGPU、独自のNPUを組み込んだ7nmプロセスを採用しているHUAWEI Kirin820を搭載しています。推定Antutuのスコアは37万点といった1年ほど前のハイエンド、といったスコア。
ディスプレイは90.3%の画面占有率となる6.5インチ TFTパンチホールディスプレイを採用。
背面カメラは約6400万画素 (メイン、F1.8) / 約800万画素 (超広角、F2.4) / 約200万画素 (マクロ、F2.4) / 約200万画素 (被写界深度、F2.4)のクアッドカメラ仕様。 もちろんAIカメラなので超広角、ボケ味、マクロなどに対応。 動画では960fpsのスローモーション、4K/30fps、タイムラプスといった撮影に対応しています。
セルフィーは約1600万画素のシングルカメラ仕様となっています。以前は一眼レフカメラでしか見られなかったBM3Dノイズ除去アルゴリズムを搭載しており、夜でもノイズの少ないクリアなスーパーナイトセルフィーを撮影ができます。
美しくテクスチャ加工された3Dガラスのボディの側面には0.25秒以内に画面のロックを解除する指紋認証センサー一体型電源ボタンを搭載し、持ちやすくデザインされています。
4,000mAhのバッテリーを搭載しており、最大40Wの超急速充電をサポートします。
カラーはスペースシルバー、クラッシュグリーン、ミッドナイトブラックの3色を用意しています。
市場推定価格は税別で39,800円、発売日は6月12日、現時点では予約を受け付けています。
現実的な4Gスマホ HUAWEI P40 lite E
チップセットはHUAWEI Kirin 710Fを搭載。推定Antutuは18万点というミッドレンジスマホ。
ディスプレイは6.39インチ(1560 x 720ピクセル、ちょっと残念)のTFTを採用しています。
指紋センサーは背面に配置しています。
背面カメラは約4800万画素 + 800万画素 + 200万画素のトリプルカメラ構成。
セルフィーは800万画素のシングルカメラとなっています。スーパーナイトショット、120度の超広角カ、AIセルフィーに対応しています。
バッテリーは4000 mAhとなっています。
カラーはオーロラブルー、ミッドナイトブラックの2色を用意しています。
市場推定価格は税別で24,800円、発売日は6月12日、現時点では予約を受け付けています。
このほかに発表された新製品
ワイヤレスイヤフォン HUAWEI FreeBuds 3i
市場推定価格は税別で14,800円、発売日は6月12日よりセラミックホワイトを先行し、カーボンブラックを7月以降に発売するとしています。
タブレット HUAWEI MatePadシリーズ3機種
タブレットとして世界初のワイヤレス充電に対応、さらにワイヤレス給電にも対応しています。
市場推定価格は税別59,800円で、発売日は6月12日となっています。
LTE対応モデルとWIFIモデルがありLTE対応モデルは市場推定価格は税別36,182円、WIFIモデルは29,800円で、発売日は6月12日となっています。
市場推定価格は税別13,900円、発売日は7月初旬となっています。
ハイエンドノートパソコン HUAWEI MateBook X Pro
市場推定価格は税別でIntel Core i5モデルが179,800円、Intel Core i7モデルが239,800円で、6月5日より発売されます。
ファーウェイ・モバイル・サービス(HMS)について
LINE、楽天、メルカリ、クックパッド、ウエザーニューズ、クロネコヤマトなど日本ネイティブのアプリのアイコンも確認できます。
今後はHMSの充実度によってはGMSなしでも中国国外でも十分やっていけるようになる可能性はあります。
Gメールなどはブラウザ経由でやるとか。
コンテンツプロバイダー的視点で考えるとすでに中国を中心として利用者が4億人いるというのは魅力的に映る場合もありそうです。
ただ、中国にパートナーなしでビジネスを考えるのはなかなかハードル高いよな、とは思います。
こうしてHMSがGMSやアップルのアップストアと競合できるように成長したとすると、結局アメリカの利益は減っていくことになるんですよね。
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まとめ
ただ、性能とコスパはかなり魅力的ではあります。 うまくGMSなしでストレスなく過ごす方法を確立すれば何とかなりそうな気はするんですが、GMSに生活を依存しきっているところから移行するのはなかなか勇気がいりますね。
コスパ高い5GスマホのHUAWEI P40 lite 5Gはなかなか魅力的に見えるんですが、5Gエリアが拡がらないと話にならないんだよな。
