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今回はプルームテックを電子タバコ(VAPE)化するアイテム「互換アトマイザー」を一挙に6種類レビューしたいと思います。
アトマイザーとは電子タバコには欠かせない煙(ミストまたはベイパーともいいますね)を作る重要なパーツで、互換アトマイザーをつけることでVAPE用リキッドを楽しむことができるようになります。
【追記】新しい商品を入手したのでレビューを追加しました。
レビューの内容は個人の感想です。
ラインナップ
- JOINT TECH
純正カートリッジによく似たデザインのアトマイザー。タバコカプセルがそのまま接続できます。シリコン製マウスピース付き。 - vapefresh
これも純正カートリッジっぽいアトマイザー。タバコカプセルがそのまま接続できます。アトマイザー2本とリキッド1本のセット。 - PLM
透明タンクのいわゆるクリアロマイザータイプ。標準のドリップチップと交換して使う、たばこカプセル専用ドリップチップ付き。 - INS
こちらはクリアロマイザータイプのドリップチップ一体型。アトマイザー3本とたばこカプセル用の延長パイプ3つのセット。 - ZEN
クリアロマイザータイプ。標準のドリップチップと交換して使う、たばこカプセル専用ドリップチップ付き。 - SMOOTH VIP X2
ライテックのVAPE「SMOOTH VIP X2」専用のアトマイザー。バッテリーとの接続がプルームテックと同じ規格を採用している。 PLM(黒)スターターキット【追加しました】
プルームテック互換のスターターキット。(3)PLMと同じメーカーで、たばこカプセルをそのまま使う仕様。(1)JOINT TECHのアトマイザーに酷似しています。バッテリー1本+充電器+アトマ2本+無味リキッド10mlのセット。
プルテク互換アトマイザー レビュー
長さ比較
プルームテック 純正カートリッジ | 58.6mm |
1.JOINT TECH | 59mm |
2.vapefresh | 58.5mm |
3.PLM | 60.5mm(56.5mm) |
4.INS | 65.2mm(45.5mm) |
5.ZEN | 70mm(51.5mm) |
6.SMOOTH VIP X2 | (62.2mm) |
7.PLM(黒)写真なし | 59mm |
たばこカプセルが装着できる状態の数値。カッコ内は通常のドリップチップの状態の数値。
抵抗値比較
写真は純正カートリッジです。
プルームテック 純正カートリッジ | 3.0Ω |
1.JOINT TECH | 2.7Ω |
2.vapefresh | 3.4Ω |
3.PLM | 2.5Ω |
4.INS | 2.3Ω |
5.ZEN | 2.6Ω |
6.SMOOTH VIP X2 | 3.0mΩ |
7.PLM(黒) | 2.7Ω |
抵抗値が小さいほど電流が増え、ミストが多く出るといわれていますが、アトマイザーの構造やコイルの状態によって煙量は変わるようです。
リキッド漏れテスト
アトマイザーのタンクに水を入れ、ビニール袋で密閉して50回思い切り振り回しました。●が多いほど漏れてます。
1.JOINT TECH | ●●●○○ やや漏れ |
2.vapefresh | ●●●●● もれもれ |
3.PLM | ●○○○○ ほぼ漏れない【追記アリ】 |
4.INS | ●●●○○ やや漏れ |
5.ZEN | ○○○○○ 漏れてない※【追記アリ】 |
6.SMOOTH VIP X2 | ●●○○○ ちょい漏れ |
7.PLM(黒)写真なし | ●○○○○ ほぼ漏れない |
なるべく同じ条件になるようにしたつもりです。 トップからチャージする3.PLMと5.ZENが漏れが少ないようです。※ただ5.ZENはクリアチューブの下からじわじわ漏れることがあります。
【追記】PLM(3)、ZEN(5)でクリアチューブの下からじわじわ漏れが発生しました。樹脂パーツと金属パーツの接合部分は密閉が壊れると漏れ続けてしまいます。
商品レビュー
1)JOINT TECH
プルームテック PloomTECH 互換 アトマイザー たばこカプセル 接続 マウスピース 付き マットブラック
購入時:¥800 長さ:59mm 抵抗値:2.7Ω
プルームテックの純正カートリッジにそっくり(コイルベースもマットブラック!)なステルス系アトマイザーです。
タンクの両サイドの目盛り付きの窓でリキッドの量はわかりやすいと思います。 たばこカプセル使用前提のデザインですが、お好みのリキッドを入れて電子タバコとして使う際に付属のマウスピースが案外つかえます。VAPE用の510系ドリップチップも装着可能です。 使用感はドロー、ミスト量ともに純正カートリッジに似ています。コイルのじゅるじゅるが起こりづらくリキッドが上がってきてもカプセル挿入部分に溜まるので口に直接跳ね返るスピッドバックはありません。 たばこカプセルの装着がちょっとゆるいです。ポケットの中でカプセルが行方不明になるのでカプセル使用時もマウスピースをするといいかもしれません。 リキッド注入はさほど難しくなく太めのボトルからでも入れられます。バッテリー側にあるコイルを外して注入するタイプです。 このタイプはバッテリーを外そうとしてうっかりコイルのネジを緩めてしまいリキッドをこぼしてしまう事があるので要注意です。 リキッド漏れに少し注意です。普通に使っていればほとんど漏れず吸い口からの跳ね返りもありませんが、強く息を吹き込むとバッテリー接続部分の中央からリキッドが吹き出します。
2)vapefresh
vapefresh プルームテック ploomtech 互換 アトマイザー リキッドセット (10本セット, 5ml)
購入時:¥1,280 長さ:58.5mm 抵抗値:3.4Ω
こちらも純正カートリッジにそっくりのステルス系アトマイザーです。
タンクの窓がひとつだけなので暗い場所ではリキッドの量がわかりづらいです。 使用感はドローがやや軽くスカーっと音がします。抵抗値が高いせいか吸い始めミスト量がやや少ない感じですが、ゆっくり2〜3口吸い込むとリキッドの味がよくわかります。勢いよく吸い込むとカプセル挿入部にリキッドがあふれてじゅるじゅるしてしまいます。 たばこカプセルの装着がちょっときつく抜き取るのが大変です。じゅるじゅるするとカプセルが湿ってしまうのもよくないです。 リキッド注入はさほど難しくなく太めのボトルからでも入れられます。バッテリー側にあるコイルを外して注入するタイプなのでバッテリーを外す時にうっかりコイルを外してしまってリキッドがこぼれてしまう事があるので注意してください。 リキッド漏れは要注意です。リキッドの入れすぎ、強く息を吸ったり吹き込んだりすると上から下からリキッドが吹き出ます。ポケットやカバンに入れるときはバッテリーから外してケースに入れたほうが安心です。 構造的にコイルと通気パイプの接続があまくパイプから漏れるようです。
3)PLM
プルームテック ploomtech 互換 アトマイザー たばこカプセル 接続 ドリップチップ 付き 0.9ml
0.9ml 購入時:¥980 長さ:60.5mm 抵抗値:2.5Ω
プルームテック用のクリアロマイザー(タンクが透明なアトマイザー)です。
特徴的なのがコイル部をタンクの中央に配置し繊維状のウィッグでリキッドを供給している点です。タンクに目盛りが付いています。 ドリップチップは専用品でタンクのキャップも兼ねています。たばこカプセル使用時は専用ドリップチップを使います。ほんの少し本体より太くバッテリー接合部が段になります。 使用感はドローがすこし重く濃厚なミストが出ます。コイルが近いせいかミストが暖かく感じます。たばこカプセルも味がよく出て純正のカートリッジよりもタバコらしく感じられます。しかし連続で吸っているとじゅるじゅるになって吸い口からリキッドが跳ね返ります。一応タンクのクリアチューブを外した洗浄ができますが、分解はけっこう面倒です。 リキッド注入はドリップチップを外して入れます。隙間もあって太めのボトルでも注入できますがリキッドがコイル部分にからみついてしまうのでちょっとコツが必要です。 リキッド漏れ対策は比較的よくできてると思いますがリキッドは少なめにしたほうが無難です。スピッドバックが起きやすいので中央パイプ内のリキッドはこまめに抜きましょう。
すこし使っていたら激しくリキッド漏れを起こすようになってしまいました。原因は洗浄のためクリアチューブを抜いたことで、透明樹脂と金属の連結部分の密閉が損なわれたようです。クリアチューブは決して外さないようにしましょう。
4)INS
プルームテック互換アトマイザー たばこカプセル接続ドリップチップ付き(3個セット)
購入時:¥1,298 長さ:65.2mm 抵抗値:2.3Ω
中央のパイプも透明なクリアロマイザーです。
タンク部分がドリップチップを兼ねているため一般的な510系ドリップチップは使えません。着脱できるたばこカプセル用の筒を外すと吸い口まで透明でスタイリッシュです。パーツが3つに分かれてコイル部分を分離できます。 使用感ですが、ドローは純正に近いですがミストが若干少なめです。コイルへのリキッド供給が遅いらしく連続して吸うとイガイガしてきます。特に初めて使う際によくリキッドを染み込ませないとウィックが焼けるので注意です。また何故か中央のパイプに結露してじゅるじゅるになる事があります。良い状態をコントロールするのが難しいと思いました。たばこカプセルが若干外しにくいです。 リキッド注入の際、中央パイプが太いのでリキッドがゆっくりと下がります。一応全体が透明なので見ながら量を調整すれば太めのボトルからも注入できます。 リキッド漏れは要注意で、じゅるじゅるになった状態で放置すると上から下から垂れてしまうのでご注意を。
5)ZEN
ZEN プルームテック 互換 アトマイザー & ドリップチップ セット【ploomtech たばこカプセル 接続】510規格 市販 リキッド 対応/純正と同じ色、質感(マットブラック)
購入時:¥1,277 長さ:70mm 抵抗値:2.6Ω
スッキリしたデザインのクリアロマイザーです。
タンクのキャップを兼ねた専用のドリップチップ(シルバー)を使うとコンパクトな電子タバコになりますが、たばこカプセル用の専用ドリップチップをつけるとかなり長くなってプルテクのケースには収まらないようです。一般的な510系ドリップチップは使えません。 使用感ですがドローは重く吸いごたえのあるミストが出ます。ミストがほのかに暖かいです。カプセル装着するとさらにドローが重くなってしまい吸引力が足りないとオートスイッチが入りません(笑)。強く吸い込んでもほとんどじゅるじゅるせずチェーンスモーク出来ます。カプセルの風味がとても良く出ておいしいです。 リキッド注入は他の機種に比べてやりにくいです。注入口が狭いので細口のボトルのほうが使いやすいです。またドリップチップを取るとクリアチューブがゆるんでしまい注入したリキッドがチューブの下からじわじわ漏れてくることがあります。 コイル部分がリキッドをたくさん吸収するので初回はリキッドをなじませる時間を多めにとりましょう。コイル部分が取り出せないので洗浄やリキッド交換が厄介です。 リキッド漏れはあまり起きないようですが、クリアチューブの接続部分が貧弱です。ドリップチップが中央パイプとネジで連結し、樹脂製のチューブはシリコンパッキンで圧着されているだけなのでリキッド注入時にドリップチップをはずすとチューブの下からじわじわとリキッドが漏れてくることがありました。
新品のときはリキッド漏れはあまり起きなかったのですが、使い込んでくると樹脂製のチューブ接合部の密閉が壊れてだらだら漏れてきます。とくにリキッド注入時にドリップチップをはずすとチューブの下からリキッドが漏れ出てしまいました。
6)SMOOTH VIP X2
ライテック VAPE 電子タバコ 用 アトマイザー SMOOTH VIP X2 1.0ml
購入時:¥626 長さ:62.2mm 太さ:11mm(2mm太い) 抵抗値:3.0mΩ
ペン型VAPE、SMOOTH VIP X2用のアトマイザーです。
バッテリーとの接続が901仕様なのでプルームテック本体につなげて使えますが、2mmほど太く頭でっかちになります。ドリップチップは独自仕様でがっちりはまっています。510系ドリップチップは使えません。 使用感はドローが軽くミストが少ないです。どうやらプルームテックのバッテリーでは電圧が足りないのかもしれません。じゅるじゅるも起こります。ドリップチップはむりやり引っ張ると一応外せますが専用チップで汎用性はありません。 リキッド注入はやりやすいです。 リキッド漏れは一応注意したほうが良いです。普通に使って入れば大丈夫ですが続けて吸っているとじゅるじゅるしてきて、そのまま放置すると上から下から漏れそうです。
7)PLM(黒)【追記】
PLM プルームテック ploomtech 互換 バッテリー アトマイザー 無香料 国産 リキッド セット スターターキット 10ml 付
購入時:¥1,980 長さ:59mm 抵抗値:2.7Ω
セットの内容:50パフお知らせ機能搭載のバッテリー1本、アトマイザー2本、充電器、ノンフレーバーリキッド10ml。
これだけあればたばこカプセルを吸い尽くせます。 純正カートリッジ型のアトマイザーでJOINT TECH(1)にそっくりな商品です。比較すると各パーツに互換性がありました。違う点をみると・窓の形状が四角くなった・窓の目盛りがなくなった・コイルとパイプの接合部にシリコンパッキンがついた・たばこカプセルがちょっときつい..という程度で同一製品の改良版と思われます。
使用感も(1)同様で純正カートリッジによく似ています。リキッド漏れは無理やり振り回したり、強く息を吹き込んだりしなければ大丈夫そうです。
vapefresh(2)とも見た目はよく似ていますがコイル部分が違います。(1)(7)は通気パイプとの接合部が凸状になっていますが(2)にはありません。(1)(7)はコイルベースをコイル部分が分けられますが(2)は一体化してます。(7)には凸にシリコンパッキンがあります。(1)にはパッキンがありませんが実は(1)のパッキンはリキッド交換の際に通気パイプ側に張り付いたままタンクを洗浄してしまい失ってしまったようです。リキ漏れ防止パッキンなので今は不要になったプルテク用カートリッジのシリコンキャップをハサミで切って自作したものを付けています。
おまけ:互換バッテリー編
所有しているプルームテック互換バッテリーの電圧を測って見ました。ちなみにプルームテック純正バッテリーは電圧:3.1Vらしいです。
BLIEST
BLIEST プルームテック 互換 バッテリー 50パフ お知らせ 機能付き 急速充電 USB充電器
購入時¥1,280 長さ:約70mm 容量:210mAh(商品情報より) 電圧:3.11V
NextBlow
NextBlow プルームテック/Ploomtech 互換バッテリー バッテリー単体 先端部純正仕様 (ゴールド)
購入時¥780 長さ:約68mm 容量:180mAh(商品情報より) 電圧:3.56V
BE901黒ロング
購入価格不明 長さ:約85mm 容量:320mAh(商品情報より) 電圧:3.91V
アトマイザーのリキッド漏れについて
残念ですがオートスイッチの電子タバコではリキッド漏れは必ず起こります。 今回レビューした商品は全てバッテリーとの接合部から空気を吸い込むことで気圧センターが働くようになっています。そのためリキッドタンクとバッテリー接合部が物理的に繋がっていてウィックに浸透したリキッドが通気孔を通ってリキッド漏れを起こします。喫煙時には絶対に強く息を吸ったり吹き込んだりしてはいけません。無理な力がかかるとウィック穴からリキッドがどんどん侵入して上から下から漏れてしまい、最悪の場合バッテリーにリキッドが侵入してショートしたりセンサーが働かなくなります。
ボトム注入型(1、2、4、6、7)の場合、コイル部分がはずれるため、リキッド侵入する部分が下のほうに集中しています。なのでバッテリー側を上に向け「逆立ち」させておくと放置漏れが防げます。ただリキッドを入れる毎にコイル周りの密閉を解くことになるので注意しましょう。
トップ注入型(3、5)の場合はコイル周りでの漏れが(なぜか)起こりづらいようです。しかしクリアロマイザー(3、4、5、6)は樹脂製のチューブと金属部の密閉があまくなってくると外側にだらだら漏れてしまう可能性があります。こうなると放置漏れを防ぐ手立てもなく大惨事を起こします。
😏AmazonとGearbestのVape&プルームテック関連セール情報のまとめ
まとめ
今回レビューした商品はプルームテック互換品のほんの一部です。
プルームテックのおかげで901規格の電タバ商品がたくさん出回っていてガラパゴス状態なんだと思いますが、今後も改良改善された新製品が出てくると嬉しいです。 ちょっと値段が高いと思うものもありますが、考えてみればリアルたばこ2〜3箱分ですから喫煙者なら使い方次第でコストダウンになりますよね。 最近のVAPEやMOD系のほとんどはボタンを押して通電させるマニュアルスイッチ式ですが、吸えば通電するオートスイッチは直感的でタバコっぽさが良いんですよ。 ただプルームテックやオートスイッチの電子タバコは構造上どうしてもリキッド漏れを起こします。そして漏れたリキッドがバッテリーに侵入する故障リスクが常にあります。移動時や保管時など吸わない時はできるだけバッテリーと分離しておきましょう。
それにしても最近の商品は品質が良い。普通に吸っているぶんには快適に動作するものばかりでした。 アトマイザーは消耗品です。ある程度使い込むと味が落ちるし壊れてもきます。くれぐれも初めて使うときにはコイル(ウィッグ)に十分リキッドを浸透させてから使いましょう。それと吸い口に息を吹き込んだり強く吸い込むのはやめましょう。
【追記】クリアロマイザー(3-PLM、5-ZEN)のプラスチックパーツと金属パーツの密閉が壊れて、放置リキッド漏れが起こってしまいました。
今回レビューした商品の中ではオススメできるのはJOINT TECH(1)とPLM黒(7)だけとなりましたがこの2つよく見るとそっくりです。Amazonをはじめネットショップではよく似た商品がメーカー違いで多く見受けられます。値段もさまざま。ということでこれからプルテク互換アトマイザー購入を検討される時は、それぞれの商品情報をよく見て1ボトム注入タイプ、2コイルベースが黒い、3コイルの先端が凸状になっていることを確認すれば間違い無いと思います。
未成年者の喫煙は法律で禁じられています。タバコは20歳になってから。