Vivoは2018年1月に開催されたCES 2018で、ディスプレイ内蔵指紋センサーを搭載した世界初のスマートフォンVivo X20 Plus UDを発表したことは先日記事で書きました。
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Vivo X20 Plus UDが公式発表。ディスプレイ下に指紋センサー搭載★猫が押してもOK!でもUSBはMICRO!
それからわずか1ヶ月後の2018年2月にスペインのバルセロナで開催されているMWC 2018で、カメラがニョキッと下から出てくるフルスクリーンスマートフォンのVivo APEXと呼ばれるコンセプトフォンを発表しました。
コンセプトフォンと言えば動作しないモックだけかと思えばそうではなく、実際に動く物が作られており、いくつかの有力メディアはハンズオン動画を公開しています。
【The Verge】
【GSM Arena】
【Android Authority】
まあ、どの動画を見ても内容的にはあまり変わらないです。
革新的な要素は3つあります。
- ディスプレイの下に指紋センサーがついている
- スピーカーがなくディスプレイが振動して音が出る
- フロントカメラが無く、メカニカルに下からニョキッと出て来る。
1に関してはVivo X20 Plus UDと同様に(公表されていないが恐らく)Synapticsの指紋センサーを使っていると推測されます。ただ、Vivo X20 Plus UDよりは進化しておりVivoがハーフスクリーン・イン・ディスプレイ・フィンガープリント・スキャニング・テクノロジーと呼ぶものを搭載しています。しかし、実際にハンズオンしたメディアの記事を見るとディスプレイの下部の40%くらいのようです。
2に関してはやはりベゼルレスを目指すとカメラとスピーカーをどこに配置するか、あるいは無くすかという戦いです。画面を振動させるというのはソニーのブラビアも採用していますね。
骨伝導という選択肢もあったと思いますが、少なくとも端末に頭をくっつける必要がないことはメリットと言えるでしょう。
骨伝導という選択肢もあったと思いますが、少なくとも端末に頭をくっつける必要がないことはメリットと言えるでしょう。
3のギミックが Vivo Apexの一番の特徴であるといえるでしょう。これに関しては賛否が別れそうです。


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こういうメカニカルな機構は故障の原因になるリスクを抱えることになるしね。カメラの断線とか、ポキっと折れるとか、ニョキッと上げるためのモーターの故障とか。

Khan
あと、顔認証は使えませんね。

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でもカメラがないことでノッチもないしスッキリきれいで気持ちいい。画面占有率は98%と驚異的。

Chris
Vivo Apexはまだコンセプトフォン。実際にリリースされるかどうかはわかりませんが、画面占有率100%を目指すスマートフォンメーカーの戦いは続きそうです。

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こちらからは以上です。。
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【Vivo APEX】ポップアップ型セルフィーカメラのフルスクリーンスマホはSnapdragon 845を搭載、2018年半ばまでに大量生産が始まるようです。