コラム

Xiaomiの原子爆弾を揶揄するプロモーションビデオの件を海外ではどう報じられているか、ちょっと調べてみた。

概要

中華スマホにちょっと興味がある人なら日本にも進出して半年足らずのXiaomiが新製品のスマートフォンのプロモーションビデオで原子爆弾と日本を絡めたことでやらかした件を知っているでしょう。日本でもハフホストを始めとしていくつかのメディアで報じられました。この件に関しては脇が甘かったと思いますが、海外ではどう報じられているか、ちょっと調べてみました。

淡々と伝えるメディアが多い

例えば有名なアンドロイド系の情報メディアAndroid Authorityでは

Xiaomi Japanは、最近の広告に対する批判を受け、公式に謝罪を発表しました。問題の広告は、核爆弾のイメージと白い風船のような「デブ男(ファットマン)」をモチーフにして、Redmi Note 9 Proの速度を宣伝しています。
ファットマンとは、第二次世界大戦中の1945年にアメリカが日本の長崎に投下した原爆のコードネームです。

と事実関係を伝えています。
また過去のXiaomiの謝罪にも触れています。

Xiaomiの広告が物議を醸したのはこれが初めてではありません。つい最近、中国の広告は「5つのプラットフォーム、1つ減らず」という言葉を使って香港の抗議活動に言及しており、香港の抗議活動の「5つの要求」に明確に言及していた。

香港のメディアAbacusはもう少し詳しく伝えています。Abacusの記事によると

Abacusへの声明の中で、Xiaomiはこの動画は "日本を除く一部のグローバル市場向けに第三者機関がコンセプト化し、制作したもの "と述べています。

と、Xiaomiの釈明も載せています。
さらに2017年に日本語履修学生に対する発言問題や先ほどの香港抗議活動の件、副社長の性差別的発言にも言及しています。

先週、同社のチャン・チェン副社長は、中国のマイクロブログプラットフォーム「微博(ウェイボー)」から性差別的とみなされたジョークを削除し、謝罪の一環として現地のNGOに1万4100ドルを寄付した。

チャン・チェン副社長のしくじりは私は知りませんでしたが、つい最近にもしくじりがあったようですね。

ガジェット兄さん
まあ、大体こういう論調が多いですね。

そんな中で

そんな中で、もしかしたら中国人の本音?のような記事があったので紹介します。
SupchinaはNYに本拠地を置く米中関係のメディア。記事では事実関係の他に、中国の日本に対する批判的なSNSでの反応も言及しています。その上で

日中両国の歴史は、8年に及ぶ第二次日中戦争をはじめとする大きな紛争と抗争に彩られてきた。日中両国の歴史的な敵対心は、テレビで戦争映画が延々と放送され、中国の歴史教科書にも度々登場することで育まれ、後押しされてきた。だから、多くの中国人が隣国を軽蔑し、敵意を持って見ているのも不思議ではない。

一方で、日本文化を公然と崇拝し、歴史的な緊張関係を軽んじる人たちがいます。彼らは、jingri(精日jīngrì)と呼ばれるサブカルチャーを生み出し、極端な場合は刑事罰に直面する可能性があります。

と中国国内での反日感情をある程度正当化しているようにも読める記事をアップしていました。

Xiaomiは反日企業?

今回の動画の件や以前の日本語履修学生に対する暴言など、Xiaomiは一部では反日企業というイメージが付いているようです。実際のところはどうなんでしょうか?

Xiaomiは創業0年と若い会社ですが社員数が2万人ほどいる大企業。中には反日の社員もいるでしょう。
ただ会社全体として反日であるかと言えば、私は懐疑的です。
たとえば新製品発表のときにカメラの性能をサンプル画像で見せる時、日本の風景が多用されています。またカメラのセンサーにはソニー製も使っています。(理由としては弱いw)
そもそも反日なら日本に進出しないでしょうし。(まあなかなか進出遅かったですが)

ただ、中国の政治体制を考えると、中国の企業である以上は中国政府の要求には応じざるを得ない立場ではあるのでしょうね。

今回の動画に関して言うと、恐らく動画を最終的にリリースするまでには、Xiaomi社内、あるいは外部に頼むにしても、絵コンテレベルから納品物までチェックしてokを出す体制があったはずです。その中で誰もこの原爆の描写がデリケートな問題でクレーム対象になりうるということに気づけなかったのだろうと思います。
それはSupchinaの記事にもあるような、中国と日本の歴史認識の違いなどが根底にあるのかもしれません。
得てしてこういう問題に敏感なのは被害者側であり、気づいたときに冷静に抗議していくしかないのかな、と思います。

Xiaomiは謝罪済み

Xiaomiのグローバル、日本両公式Twitterにて謝罪済みです。
動画も削除済みです。

まとめ

こういう騒動があるとXiaomiのブランド価値は(少なくとも日本では)下がることは明白で、下手やっちゃったな、と思います。特に5GでauからXiaomi端末がリリースされる前なのでau関係者も内心穏やかではないでしょう。


Xiaomiは日本以外にも海外に進出しています。
いろんな国でいろんなタブーがあるでしょう。
その点は注意して進めないと致命傷になりかねないですよね。

通りがかり
こちらからは以上です。

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