JDI(ジャパンディスプレイ)のニュースリリース
JDI(ジャパンディスプレイ)が1月23日、透明ガラスベースの指紋センサーを開発したことを発表しました。 ディスプレイの方式を選ばずガラスの上に直接搭載できるこのセンサーは2018年度中の量産出荷を予定しています。
今回JDIが開発した静電容量式ガラス指紋センサは、スマートフォンやデジタルカメラ向けの液晶ディスプレイで展開している Pixel EyesTM に搭載されているタッチ入力技術の原理を応用したものです。
Pixel EyesTMは、液晶ディスプレイ表面に指が触れた時の静電容量の変化を検出するための機能が、ガラス基板上に形成されており、静電容量の変化が起きているエリアを特定することで、液晶ディスプレイ上のどのエリアに指が触れているかを検知する技術です。 今回のセンサーはこの技術をさらに進化させ、指紋の凹凸による静電容量の変化を検出するもの。そのためこのセンサーは透明なガラス上に静電容量式指紋センサを形成することが可能です。
JDIの今回発表されたセンサーは8.0mm x 8.0mmのサイズですが、今後はさまざまなデバイスで動作するように、大型サイズや小型サイズへのラインアップ拡充をする予定です。 将来的にはフレキシブルディスプレイ技術を用いたフレキシブルで薄いセンサを実現することで、指紋センサを要する製品のデザイン自由度向上がはかれるとしています。
JDIのセンサーの利点
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【Vivo X20 Plus UD】ディスプレイの下に指紋センサーを搭載した世界初のスマートフォンは1月24日に発表される予定。
1月24日に、Vivo社は内蔵の指紋センサーを搭載した最初の市販のスマートフォンVivo X20 Plus UDを発売する予定ですが、 このスマートフォンに使われているSynaptics社のセンサーはディスプレイの方式が有機ELに限定されています。
JDIのセンサーの利点は、Synaptics社のセンサーと異なり、OLEDディスプレイだけでなくLCDディスプレイでも動作可能なことです。 今後ますます増えそうなフルスクリーンデザインの格安スマホにも搭載される日が来るかもしれません。
まとめ

