概要
11月26日の午後、MediaTekは中国の深セン市でグローバルパートナー会議を開催し、5G対応のチップセット、Dimensity 1000(天玑1000)を発表しました。
Dimensity 1000の特徴
Mediatekの公式サイトによると
- 世界初のデュアル5G SIM:世界初のデュアル5G SIMテクノロジーにより、VoNR(Voice over New Radio)などのサービスのサポートに加えて、5G SoCはネットワーク間でシームレスな接続を提供し、一定の速度を提供します。
- 最も電力効率の高い5Gモデム:チップセットに統合された5Gモデムは、エネルギー効率が極めて高く、競合ソリューションよりも電力効率の高い設計です。このコンパクトで統合された設計により、ブランドは、より大きなバッテリーやより大きなカメラセンサーなどの他の機能のために余分なスペースを使用できます。
- シームレスなハンドオーバー: 5Gキャリアアグリゲーションにより、チップセットはより高い平均速度をポストし、ユーザーが外出中にシームレスな高速接続のために2つの接続エリア(高速レイヤーとカバレッジレイヤー)間のシームレスなハンドオーバーを実行します。
- 比類のないイメージング:MediaTekのImagiq +テクノロジーと組み合わせた世界初の5コア画像信号プロセッサ(ISP)により、Dimensity 1000は真に並外れたカメラとビデオ体験を提供します。このチップセットは、24フレーム/秒の80MPカメラセンサーと、32 + 16MPデュアルカメラなどのマルチカメラオプションをサポートしています。
- 強力なAPUカメラとビデオのサポート: APUは、世界初のマルチフレームビデオHDRに加えて、オートフォーカス、自動露出、自動ホワイトバランス、ノイズリダクション、高ダイナミックレンジ(HDR)および顔検出のための高度なAIカメラの強化をサポートします能力。
- 素晴らしいグラフィックとビデオ:このチップセットは、最大120Hzおよび2K +最大90HzのフルHD +ディスプレイをサポートする素晴らしいグラフィックを提供します。Dimensity 1000は、60fpsで最大4K解像度のGoogle AV1フォーマットをサポートする最初のモバイルSoCであり、ビデオストリーミングエクスペリエンスを新しいレベルに引き上げます。
としています。
また、MediaTekはグローバルパートナー会議でDimensity 1000を搭載した最初の端末が2020年の第1四半期に大量生産および販売されることを正式に発表しています。
また、MediaTekはグローバルパートナー会議でDimensity 1000を搭載した最初の端末が2020年の第1四半期に大量生産および販売されることを正式に発表しています。
Antutuのスコアは?
また、Antutuの公式サイトにはDimensity 1000のスコアがリークされています。サイトによると
パフォーマンスに関しては、Antutuが取得したランニングスコアのスクリーンショットから、このSoCはAntutu V8バージョンで510,000ポイント以上を獲得しています。
サブスコアに関しては、CPUは160,000ポイントを超え、GPUは190,000ポイントを超えています。理論上では Snapdragon 855 PlusやKirin 990 5Gより高性能です。
サブスコアに関しては、CPUは160,000ポイントを超え、GPUは190,000ポイントを超えています。理論上では Snapdragon 855 PlusやKirin 990 5Gより高性能です。
として、スクリーンショットも掲載しています。

ガジェット兄さん
現時点で世界1位ということですね。
まとめ
最初に採用される端末はRedmiのK30 Proなのではないかと思うのですがちょっとはっきりしたことはわかっていません。もしかしたらoppo(Realme)の可能性もありそうです。MediatekってQualcommに比べると若干劣るイメージはありますが、この後12月にQualcommの会議が控えているので、そちらの5Gチップセットの性能も気になりますね。

通りがかり
こちらからは以上です。