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概要
中国のラップトップやタブレットのメーカーであるChuwiがリリースした8.4インチのタブレットChuwi Hi9 ProをGearbestさんからご提供いただきましたのでレビューします。 技適にも対応している、片手で持てる、ちょうどいいタブレット、でした。
Chuwi Hi9 Proのスペック・レビュー
おもなスペック
- ディスプレイ:8.4インチ 2560 x 1600 JDI製 OGS(One Glass Solution)
- CPU:MTK Helio X20 Deca Core
- RAM+ROM:3GB + 32GB TF card up to 128GB (not included)
- OS:Android 8.0
- SIM:Dual SIM,Nano SIM Card Slot
- リアカメラ:8.0MP
- フロントカメラ:5.0MP
- サイズ:寸法: 217.4 x 128.9 x 7.9mm; 重さ:384g
- コネクティビティ:Type-C、3.5mm ヘッドフォンジャック、TF card スロット
- ネットワーク:
2G:GSM: band 2/3/5/8 ( 1900/1800/850/900MHz )
3G:WCDMA: band 1/2/5/8 ( 2100/1900/850/900MHz )
4G:LTE: band 1/2/3/5/7/8/20 ( FDD: 2100/1900/1800/850/2600/900/ 800MHz )
4G:LTE: band 40 ( TDD: 2300MHz ) - バッテリー:5000mAh
- その他:Alarm,Bluetooth,Browser,Calculator,FM,Gravity Sensing System,OTG,Proximity Sensing System,Wi-Fi
ドコモ系sim:LTE/3Gともプラチナバンドには非対応。○
4G LTEのB1とB3、3Gの1のみに対応。都市部では普通に使えます。
ソフトバンク・ワイモバイル系sim:LTE/3Gとも必須バンドに対応。◎
4G LTEはメインバンドのB1、B3、プラチナバンドのB8に対応。 3GもB1とB8にに対応。
Antutuの実測スコア
Chuwi Hi9 ProのAntutuのスコアは実測値が99335となりました。MediaTek Helio X20は2015年の4Q、つまり2016年の1~3月にリリースされた、2年落ちほどのチップセットです。そのためか、安価に調達できるのかもしれません。性能的にはミドルレンジといっていいと思います。普通にWEB閲覧やメール、ライン、Youtube、あまり重くないゲームなどは普通に使えます。
重量の実測
本体の実測値は368グラムと公式スペック384グラムより少し軽い結果となりました。

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軽いに越したことはないし、いいんじゃね。
外観
箱はシンプルなベージュの箱です。
中には、タブレット、充電ケーブル(USB Type-C)、充電器、Simピン、あとは説明書などの紙類です。ちなみに取扱説明書は日本語には対応していません。デフォルトで保護シールがされていました。
こちらが電源を入れてみたところ。シンプルなアンドロイドタブレットで余計なアプリなどは入っていません。端末の上側にスピーカーとフロントカメラが付いています。
左から、Xiaomi Mi A1(5.5インチ)、Chuwi Hi9 Pro(8.4インチ)、iPad(9.7インチ)の順で並べてみました。幅的には大人が片手で持てる、ちょうど限界くらいですね。

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これ以上大きいと片手でつかめないね。
タブレットの右側面に印象的で目立つ赤い電源ボタンとボリュームが並んで付いています。背面にはリアカメラが装備されており、上側に、充電/データ用のUSB Type-C端子、そしてイヤホンジャック、Simスロットが付いています。
背面のロゴの部分のアップ。日本の技適マークも印刷されているのがわかります。

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技適がついてのは少し安心感があります。
カメラの性能

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カメラはリアが8MP、フロントが5MPです。あまり期待しないほうが吉。
カメラはホワイトバランスをオートにしてますが若干色味が緑気味です。ビデオチャットや記録程度の撮影、ということで割り切るほうが幸せになれそうです。

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大事な写真は良いスマホかいいカメラで撮ってね。
対応周波数を確認する
Chuwi Hi9 ProはMediatekのチップセットを使っているのでMTK Engineering Modeで対応周波数を確認できます。見てみるとスペック以外のバンド(28、38、39、41)にも対応しているようです。恐らく、ChuwiがMediatekに発注したスペック似合うものを在庫の中からオーバスペックしているものを納品した、みたいなことがあるのかもしれません。

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かくれB19と言われる端末もこのようにして生まれたのかも、推測ですが。
使用感・気づいたことなど
インターフェース
素のままのアンドロイド、といった必要最低限の標準アプリのみで非常にシンプルなホーム画面。商業的な匂いのするアプリがごちゃごちゃと入っている、キャリア系のものとは違います。
日本語にもデフォルトで対応。キーボードをあとから入れたりすることなく最初から使えるのはポイントが高いですよね。
動画を見るのにちょうどいい感じ
2560 x 1600の解像度を持つ8.4インチのJDI製ディスプレイはYoutubeなどの動画もキレイに映るのでちょうどいい感じです。
ラジオはワイドFMが聞ける
FMラジオがアプリで入っているのですがイヤフォンジャックにイヤフォンを挿すとケーブルがアンテナ代わりになってラジオが聞けます。対応している周波数帯域が日本のワイドFMに対応していてFM補完中継局のラジオが聞けました。東京だと文化放送、TBS、ニッポン放送といったAMラジオ局の放送が聴けることを確認しました。

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東京FMとかは聴けてない。聴けるかどうかわかりません。
ちょっと困ったこと
まあ、良いことばかりではなく、ちょっと困ったこともありました。ドコモ系のエキサイトモバイルのデータSimで使おうとSimの設定をしたのですが、つながりません。結構手慣れている(はずの)作業なのですが、設定などを見直しても間違いはありませんでした。いろいろ調べているうちにSimスロット1ではなく2に入れてみたら繋がった、との記述が某巨大掲示板にあったので試してみたところやっと繋がったという次第です。

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このあたりは原因などはわかりません。もしつながらなかったら試してみてください。
価格(2018年9月17日現在)
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まとめ
技適にも対応して4G通信にも対応してるミドルレンジの性能を持つタブレットです。片手で持つのもちょうどいい感じの何も尖っていない、そんな印象のタブレットでした。若干通信と写真写りに問題がありましたが割り切って使うのがよろしいかと思います。

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こちらからは以上です。