概要
5Gに対応したRedmi 10XとRedmi 10X Proは、MediaTekのチップセットを搭載した同ブランド初の5G対応ラインアップです。
MediaTek Dimensity 820はAnTuTuで415,672ポイントを叩き出しました。このスコアは、445,343ポイントを叩き出した2019年のフラッグシップ向けのチップセットであるQualcomm Snapdragon 855 に肉薄しており、ミッドレンジスマートフォンとはもはや言えない数値です。
このプロセッサは7nmプロセス技術を採用。4×Cortex A76(2.6GHz)+4×Cortex A55(2.0GHz)とMali-G57 MC5 GPUを使用しています。
また、最新のAndroid 10ベースのMIUI 12 、4520 mAhのバッテリーを搭載。
ディスプレイは 2,400×1,080ピクセル、HDR 10+、アスペクト比20:9、タッチサンプリングレート180Hz、リフレッシュレート60Hzの6.57インチAMOLED FHD+ディスプレイでディスプレイ内指紋スキャナーを備えています。
外観はすでにグローバルリリースされているRedmi Note 9のラインナップによく似たデザインで、背面に正方形のマトリックスでカメラを配置しています。
おもなスペックの比較
Redmi 10X Pro 5G | Redmi 10X 5G | |
ディスプレイ | 6.57インチAMOLED | 6.57インチAMOLED |
解像度 | 1080x2400 pixels | 1080x2400 pixels |
チップセット | MediaTek Dimensity 820 2.6GHz octa-core | MediaTek Dimensity 820 2.6GHz octa-core |
メモリー構成 | 8GB + 128GB、8GB + 256GB | 6GB + 64GB、6GB + 128GB 8GB + 128GB、8GB + 256GB |
リアカメラ | 48MP + 8MP + 8MP + 5MP | 48MP + 8MP+ 2MP |
フロントカメラ | 20MP | 16MP |
OS | MIUI 11(Android 10) | MIUI 11(Android 10) |
バッテリー | 4520mAh | 4520mAh |
急速充電 | Fast charging 33W | Fast charging 22.5W |
サイズ(mm) | 164.16 x 75.75 x 8.99 | 164.16 x 75.75 x 8.99 |
重さ | 208g | 205g |
カラー | 深海?(ブルー)凝夜紫(紫)?月金(ゴールド) | 深海?(ブルー)凝夜紫(紫)?月金(ゴールド) |
ネットワーク | ||
5G | n1/n3/n41/n78/n79 | n1/n3/n41/n78/n79 |
4G | FDD-LTE :B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8 TDD-LTE :B34/B38/B39/B40/B41 | FDD-LTE :B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8 TDD-LTE :B34/B38/B39/B40/B41 |
3G | WCDMA:B1/B2/B4/B5/B8 CDMA EVDO:BC0 | WCDMA:B1/B2/B4/B5/B8 CDMA EVDO:BC0 |
2G | GSM:B2/B3/B5/B8 CDMA 1X:BC0 | GSM:B2/B3/B5/B8 CDMA 1X:BC0 |
Redmi 10X Pro 5Gはクアッドカメラ仕様なのに対してRedmi 10X 5Gはトリプルカメラです。そのため、背面のカメラの部分をよく見ると、フラッシュの位置が異なります。Redmi 10X Pro 5Gは30倍ズームに対応するなど全体的にカメラの性能は高くなっています。
また急速充電の仕様やメモリー構成も若干異なっています。
価格
Redmi 10X 5G
- 6GB + 64GB: 1,599元 (約224ドル/24,000円)
- 6GB + 128GB: 1,799元 (約252ドル/27,000円)
- 8GB + 128GB: 2,099元 (約294ドル/31,500円)
- 8GB + 256GB: 2,399元 (約336ドル/36,000円)
Redmi 10X Pro 5G
- 8GB + 128GB: 2,399元 (約336ドル/36,000円)
- 8GB + 256GB: 2,599元 (約364ドル/39,000円)
中国国内ではRedmi 10X 5Gは6月1日から、Redmi 10X Pro 5Gは6月5日から販売が開始されます。
まとめ
Antutuのスコア的にはかなりの数値を出しているのでサクサク動くだろうし、5Gにもデュアルスタンバイしてたり、価格もかなりの激安値で魅力的な端末に仕上がっています。
なんとなくですが、この端末のグローバル展開はなさそうな気がしてるんですが、どうでしょうか。